先回のインド出張時、移動中の車中で担当の方との話から。

関連会社のA社とB社について、
A社の今のトップは「工場の清潔さや経費にたいして非常に厳しく、とにかく費用増に関しては神経質らしい。
結果として工場はピカピカ。私のようなコンサルタントに費用を出すなどは考えにくい」そうだ。

B社のトップは「チャレンジ精神が強く、ゼロから見直し、社内に対し外からの情報や異なった考え、
外気を当てることに積極的。結果として社内は自由な雰囲気。私のようなコンサルタントも受け入れる」・・・。

担当の方のニュアンスはB社のトップの方がやり易い。と言う感じだった。
これだけを見るとB社のトップのほうがポジティブで、よい感じは受けるし、
そういうトップの下では新しい何かが生まれる可能性も高い気がする。

しかしA社とB社では歴史の長さが違う。
A社はB社と比べて、3倍の長きにわたり操業している。

同じリーダーと言っても、その時期により求められる役割があり、
その役割を熟考し、役割にマッチした『資質や性格』の持ち主の『人』を配属することが、
企業にとっても、配属される側の『人』にとっても有効で幸福なのだろう。

企業のトップリーダーは、多くの情報、正確な状況判断、真の人心掌握のもと、
肝胆を砕き、人事にあたる必要があり、その如何によって、業績はもとより、
将来の盛衰に大きな影響を及ぼすことと、この時期に強く感じた。

新聞の人事欄に『経歴』よりも『資質や性格』を載せてもらえると勉強になりそう!
自分の場合は『変わり者』と書かれそうなので、強く拒否するのであるが・・・。