4月にインド滞在中、
NHKのニュースで日本での爆発火災事故を見て、
昨年のインドネシア出張時の出来事を思い出した。

インドネシアローカルのダイカストメーカー最大手へ訪問。

日本人アドバイザーNさんに自己紹介しようとしたところ、
「神保さんやろ、ワシ知っとるで~」「神保製作所の神保さんやろ」と。

Nさんは顧客K社のOBで、
当時K社から新規受注監査のため来社され、
良い評価をしていただき受注させていただいた。

そのNさんと7~8年ぶりに、お互いに当時の会社を離れ、インドネシアで再会。
出会いというのは不思議で面白い。

当時の話などをしながら歓談していると、
火災報知器が、けたたましく鳴り響き、面談していたロビーは騒然となり、

Nさんも血相を変え立ち上がり出口へ向かう!

私たちも鞄を担ぎ、出口へ走り、外へ出て社員が集まっている駐車場へ一目散!!

インドネシアの真夏の炎天下のもと、鞄を置き、ハンカチで汗を拭きながら、
工場方向に目をやると、奥の方の屋根の辺りから煙が見える「火事だ」。

社員は部署ごとに色分けされた旗の前に集まり人数などを確認し、
前にいるCEOに報告している様子。

CEOは悠然とし、時には笑顔も見える???

その時Nさんの通訳が「訓練のようです」と・・・・

なんと事前の予告なしの「抜き打ち避難訓練」だった。

工場稼動中に「煙まで出して」抜き打ちで訓練するとは!!!

「あっぱれ」の一言。

NHKのニュースを見ながら、
Nさんの脱出時の顔と走る姿を思い出しニヤついたのだった。

写真はロビーと駆け出した玄関。